医療検査機器部品の検査ユニット
課題①:細かい部品のキズを作業者が目視検査
Cの字形状にフォーミングされた針のような部品(φ0.2㎜、全長14㎜程度)のキズ有無を作業者が目視で確認していたが、表裏の確認かつ細かな部品であることから作業者の負担が大きかった。課題②:C/T3秒というハイサイクル検査が必要
前工程のフォーミング機からワークが排出され、その後検査を行うがサイクルタイムが3秒しかなく
高速での搬送、検査が求められた。
解決策:反転機構とカメラによる自動化
前工程のフォーミング機から排出後に片面を画像検査、ベルトコンベアに反転機構をつけてもう片方の面を画像検査して自動化を実現した。
●ワークに触れずに反転する機構を設けることで、ワークの向きや位置を定める必要がなく、細かいワークをつかむ機構も不要となった。
●高速に稼働する機器を採用することでハイサイクルに対応した。
導入決定からに実際の導入後までの経緯
外観検査の自動化を構想される段階から、お客様にてカメラでの検査テスト、メーカー・弊社にてワークを見て自動機として製作できるかの検討を行った。
カメラでの検査ができることが確定してから、様々な業者に相談されたが、実現性が低いように感じられていた。細かい部品の自動機を得意とするメーカーに依頼、打合せやワーク実物を見てご提案したところ、最も現実性が高いため採用いただけました。
金井重要工業株式会社様
事業内容:繊維機器製造・販売、不織布製造・販売